理学整体とは
理学整体は、自律系と運動系を独立した機能とは見なさずに、相互に関連した働きと考えます。したがって、どちらか一方に異常が発生した場合でも、その部分のみを特定して施術するというものではありません。
運動系においては、すべての体の異常は手足や体幹の形の異常、あるいは体幹および手足の動きの異常となって現れると考えます。
そのため腰痛であっても手足を調整しないと改善しませんし、肩が凝っていても足の調整も必要です。そうすることで手足と体幹(運動系)が正常化され痛みやしびれなどの症状を感じない体にすることができます。
また、自律系も運動系が整うことによって本来の正常な働きを取り戻し、身体を最適な状態で維持するようになります。そのため内臓の不調も改善できます。
このように、症状を引き起こしている体の異常(壊れ方)がどのように現れ、どう変わるのか客観的に効果を見ることができる調整法、それが理学整体です。
「なぜ体は歪むのか?」
体が正常な働きをするためには、筋肉、関節、血管、神経、内臓などが本来あるべき位置で働くことがとても重要です。
しかし、ほとんどの方が少なからず体の歪みを持っていますし、一日体を使うことで、体は歪みます。その一日の疲れを取るために質のいい睡眠をとって、翌朝は体がスッキリ!といったリズムであればいいのですが、出来なくなると日に日に体が歪み歪んだ形を形状記憶してしまい疲労や痛みしびれなどが取れにくい状況になります。
歪んでしまう原因は肉体的、精神的疲労や内臓の異常など様々な原因があります。
筋肉の両端は各々の骨に付着していて、骨を動かす(体を動かす)役目をしていますが、筋肉が緊張しすぎたり緩みすぎたりして本来の骨の位置から少しずれてしまいます。それが体が捻ったり傾けたりして形や動きに現れます。
また、同じ骨に引っ付いている他の筋肉にも影響が及び、それが一部だけにとどまらず、全身へと波状的に他の異常を引き起こして体の歪みを形成するのです。
「体の歪みはあらゆる箇所に影響を及ぼします。」
例えば、胴体の異常が、手足の形や動きの異常となって現れるという考え方です。
胴体が傾く原因の一つとして、精神的・内科的ストレスにより内臓の異常が発生します。すると自律神経→脊髄→運動神経といった順に伝わり骨格筋を収縮を起こすため、胴体に歪みや捻れが生じ、手と足だけが独立していることはないので当然手足の形や動きの異常に繋がるわけです。
反対に手足の筋肉を動かすことで、胴体を歪めてしまい収まっている内臓やすべての器官が本来あるべき正しい位置、正しい形を崩してしまい正しく働くことが出来ず、内科的にも悪影響を及ぼします。
「身体全体の機能回復こそ理学整体」
理学整体は治療においても理論に基づいて治療を行います。一部の筋肉に異常が波状的に他の異常を引き起こすのと同じで、筋肉が正常に変わった場合でも同じことが言えます。
手や足の筋肉が正常に戻ると胴体も正常になり、また手足も正常になる。つまり、手を動かすことで、足のバランスまで整えることが出来るのです。
部位からの刺激でも自律系を含めた全体の機能を回復させることができるのが理学整体の治療法です。
施術の特徴
無痛
理学整体は、揉みほぐしたり、ポキポキしたりせずに、無痛で行います。
安全
器械を一切使用しません。オールハンドで、やさしい施術です。
原因の追求
あらゆる症状は結果です。その原因を調整することで、症状の元を改善します。
効果の実感
調整前後の変化を鏡や写真を使って確認いただけます。